ワード、エクセルのレベルなんですけど、PCの講師できます?

ワード、エクセルのレベルなんですけど、PCの講師できます?

2012年3月28日 Off By 編集部

パソコンが普及する黎明期は、使っている人たちも少なく、操作がわからない人が多かったので、パソコン講師もワードなど文書作成ソフト、エクセルなど表計算ソフトなどの操作スキルで十分需要がありました。しかし現在では働く世代でなくとも、パソコンのスキルは上がっており、講師に求められる技術も比例して上がってます。しかし高齢者や小学校など、逆に必要とする人たちも増えたので、それほどスキルがなくとも教える能力、人に教えることが好きであれば、講師にはなれます。

資格

持っていなくても講師にはなれますが、持っていた方がいい資格としては文部科学省の認可による、パソコンインストラクター資格認定試験というものがあります。これは満20歳以上でありパソコン指導実務経験が1年以上で、指導実務時間の合計が100時間以上あれば2級を受験することができ、指導実務経験が3年以上で指導実務時間が年間100時間以上だと1級を受験することができます。試験はパソコンに関する知識問題が出され、制限時間内に所定の回答率を上げれば合格できます。試験料は1、2万程度です。
試験を受ける前に、講師としての実務経験が必要とされるので、講師として職務経験をもつことがもとめられます。
ほかにパソコンソフトとしての資格、マイクロソフト・オフィシャルトレーナー、マイクロソフトオフィス・スペシャリスト、アドビ認定インストラクター、CADなどの建築ソフト、PHOTOSHOP、ILLUSTRATORなどのデザインソフトの資格を持っておくに事にこしたことはないので、専門分野をもっているといいかもしれません。

雇用形態

パソコン教室など常に講習が開かれている場所で、正社員やアルバイトとして雇用されるパターン、あるいは派遣や請負で教室の講座の1コマだけ受け持つ、学校の非常勤講師として授業を週1度担当する、企業などの講習会で数時間だけ受け持つ、などフリーとして、あるいは副業として行うパターン。あるいは開業して教室を開くなどのパターンがあげられます。

スキル

パソコン初心者にむけた、起動の仕方から教える講座を受け持ち、OSやアプリケーションの操作や活用方法についてのインストラクションを行なう場合。
またそれぞれの専門分野を学ぶ人たちを対象にした講座で、ホームページなどweb関連、開発・システムなど関連、デザイン関連、建築・設計関連、など専門分野を教える場合があり、この場合は、それに精通したスキルや知識を習得しておかなければなりません。